誤嚥性肺炎

老人になると肺炎に罹りやすくなりますが、その多くは誤嚥性肺炎です。70代の7割、80代の8割以上は誤嚥性肺炎です。しかし、ゆっくり悪化することが多く、気づきにくいこともあります。筋力が低下して、喉の内側で気管を閉じる弁の働きが悪くなり、食べ物の一部が誤って気管に入る誤嚥を繰り返すと肺炎の危険が高まります。嚥下機能が低下すると、誤嚥性肺炎は起こりやすくなります。


予防としては、嚥下しやすい柔らかい食事メニューを考えるべきです。一人暮らしで声を出す機会が減る高齢者は、風呂場で歌うことも良いとされています。椅子に座るときには背もたれにもたれず、体を真っすぐにすると、体幹が鍛えられ筋肉を保つことができます。飲食時は顎を引くと、気道が開きっぱなしになりにくいので誤嚥防止に役立ちます。近所付き合いなどがありおしゃべりに興じる機会が多い女性に比べ、特に定年退職後、知人が少なく精神的にも気落ちする男性は、誤嚥性肺炎になりやすいとされています。

(2018年2月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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