過労死・過労自殺

厚生労働省が発表した過労死等の労災補償状況によれば、過労死や過労自殺で労災認定された人が2017年度は計190人でした。政府は2015年度に過労死を無くすための対策をまとめた過労死防止大綱を策定しています。が、大勢の人が働き過ぎや仕事のストレスで亡くなる状況が続いており、減少傾向にみられていません。
くも膜下出血や心筋梗塞などの脳・心疾患で過労死した人は92人で、前年度より15人減りました。一方、仕事のストレスなどで、心の病を患って過労自殺・自殺未遂をした人は、14人増の98人でした。過労死のうち、時間外労働が過労死ラインとされる月80時間以上の人は9割、月100時間以上の人は5割を占めていました。過労自殺・自殺未遂では月80時間以上の人が5割を超えています。

(2018年7月6日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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