遠隔診療の拡大

スマートフォンなどを使い、医師がインターネットなどを介して患者を診察する遠隔診療が拡大してきています。2018年度の診療報酬の改定では、遠隔診療のオンライン診療科が新設され、増額が決定しています。例えば、生活習慣病で毎月外来を受診する場合、ある月は対面、別の月は遠隔と組み合わせて受信できるようになります。
従来の制度では遠隔診療の診療報酬は低く、対象範囲も限られていました。病院は1回720円の電話再診料と呼ばれる分しかもらえず、専門医が勤務するような200床以上の大病院は制度の対象外でした。2018年度の改定では、オンライン診療料などが新設され、病院側は計1,700円を受け取れるようになります。難病や希少疾患など専門医が近くにいないような疾患こそ、通院の困難を遠隔診療で支援する必要があります。

 

(2018年2月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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