部活指導中の体罰を減少するために

学校の部活動の顧問らによる体罰が、各地で続々と表面化していますが、文部科学省によれば、教職員が処分された体罰は2013年度に4,175件ありましたが、急減しています。2020年度は485件で、うち部活動での体罰は2割でした。しかし、数字はあくまで発覚して処分まで出た事例で、件数もゼロにはなっていません。表面化しない事例がまだまだあると思われます。
各地の教育委員会が体罰防止の手引きを作成しています。その多くに盛り込まれているのが、アンガーマネジメントです。教員志望の学生や現職の教員、部活動指導者らが遺族の話を聞く機会を増やし、子どもの命を守ることの大切さを訴えていく必要があります。体罰を受けたり目撃したりした子どもが、声を上げやすい相談窓口の拡充も不可欠です。

(2022年10月12日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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