都マネジメント本部にて講演

 710日、都庁において、都知事、副知事、教育長、局長の皆様方に「少子化と結婚―医学的見地から―」と題してお話をさせていただきました。

 

東京都の平成28年の合計特殊出生率は1.24と全国で最低です。わが国の少子化はまさに危機的な状況にあります。都市と地方で異なる深刻さがあり、少子化対策もそれぞれの特性に応じた対応が必要となります。
 わが国における婚外子の割合は2%に過ぎません。夫婦の完結出生児数は、1970年代より2前後を維持しており、この値に減少がみられないことより、わが国の出生率の低下は有配偶率の低下に起因していると思われます。わが国の少子化を考える上で、結婚、妊娠、出産に対する支援は避けて通れない道です。

 

(吉村 やすのり)

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