都外への本社移転

信用調査会社・帝国データバンクの調査によれば、2017年に本社機能を都内から都外に移転した企業数が5年ぶりに増えました。2年連続で都内への転入数を上回っています。都内から転出した企業は前年比80社増の686社です。一方、都内への転入も15社増の599社です。都外への転出企業数は、バブル景気後の1992~1994年やITバブル景気後の2001、2002年にそれぞれ1千社を超え、約400~700社の転出超過でした。家賃の高い都内から経費削減のために転出する企業が多くなっています。
しかし、転出先は神奈川県が最多の212社で、埼玉県が189社、千葉県82社と続いています。人手不足が広がる中、転出する場合でも、人口が多くて人材を得やすく企業も集まる首都圏にとどまっています。

(2018年4月20日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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