電力消費に対応する供給力

年間を通じて最も電力が必要になる夏の発電状況について、電力の供給余力が、昨年東日本大震災前の2010年を大幅に上回っていたことが明らかになりました。再生可能エネルギーが過去最大まで拡大したほか、節電が進み、震災前に稼働していた原発の合計分を大きく上回る電力の余裕が生まれています。
背景にあるのはまず再生可能エネルギーの拡大です。再生可能エネルギーは、震災前までは地熱発電の30万kWだけでしたが、昨年は太陽光を中心に約2千万kWに増加しています。これは原発20基分(1基100万kWとして計算)に相当します。需要についても、夏の最大使用電力は節電の定着で震災前の2010に比べて2千400万kW減っています。再生可能エネルギーと節電合計で、原発44基にあたる4千400万kWの余力をつくり出したという計算になります。これは、2010年当時稼働していた全ての原発が生み出した3千400万kWを、1千万kW近く上回っています。

(2018年3月8日 東京新聞)
(吉村 やすのり)

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