非正規雇用者の待遇

非正規労働者とは、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員など正社員以外の働き方をする人の総称です。正社員に比べ退職金や賞与がないケースが多く、賃金水準が低く抑えられています。雇用が不安定な上、福利厚生や教育訓練なども充実していません。非正規は、雇用調整や人件費を抑制ひやすいことから、働く人の約4割にあたる約2千万人に増加しています。
時給で見た場合、欧州はフルタイムで働く人の7~8割に対し、日本は6割と差が大きくなっています。政府の働き方改革法案には、全ての非正規を対象に差別的取り扱いを禁止し、均等待遇の原則を盛り込んでいます。同じ仕事をしていても責任の程度や賃金を決める方法、転勤など人事異動の範囲などが違う場合は、不合理な格差を禁止し、バランスが取れた均等待遇を求めています。

(2018年5月20日 北海道新聞)
(吉村 やすのり)

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