風疹の予防接種

国立感染症研究所は、今年初めから今月2日までに報告された風疹患者が計2,454人になったと発表しました。93人だった2017年1年間の26倍に上っています。同日までの1週間の報告数は118人で、13週連続で100人を超えています。今年の累計患者数は、都道府県別で東京834人、神奈川342人、千葉334人、埼玉166人、福岡112人、愛知110人、大阪105人の順です。厚生労働省は、患者数の多い7都道府県の妊娠を希望する女性や妊婦の家族らに対し、抗体検査や予防接種を受けるよう重点的に呼びかけています。
厚生労働省は、風疹の新たな対策として、子どものころに予防接種の機会がなかったために特に感染リスクが高いとされる39~56歳男性を対象に2019年から約3年間、免疫の有無を調べる抗体検査とワクチン接種を原則無料にすると発表しています。開始は春以降になる見通しです。

(2018年12月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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