風疹予防の助成

風疹は感染力が強く、咳やくしゃみでもうつります。妊婦が罹った場合、ウイルスが胎児に感染し、目や心臓に障害が出る先天性風疹症候群を引き起こす恐れがあります。都内の2018年の患者数は10月28日時点で、604人で、前年同期の29倍に急増しています。女性のみを予防の対象としていた時期が長いことから、20~50代の男性が患者の8割を占めています。
流行拡大を受け、抗体検査と予防接種の補助対象を妊娠を希望したり、妊娠中だったりする女性の夫など同居者に広げる自治体が目立っています。予防接種は無料とは限らず、自治体によっては一部自己負担となります。それぞれの自治体で補助内容を定めているので事前にチェックが必要です。免疫が十分でない妊婦は、家庭で感染を防げても職場や外出先でうつる可能性もあります。

(2018年11月2日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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