飲食業界の来店客数の推移

コロナ禍での飲食業界の客数は、直近では前年同期の約8割まで回復しています。ただ、感染リスクが高いとされる多人数や深夜帯は大幅減のままです。足元では第3波も広がり、客数は再び減少傾向にあります。
業種によって回復度は大きく異なっており、持ち帰りや宅配もそろえるファーストフードは、前年同月比102%まで回復しています。しかし、居酒屋・パブレストランは64%、オフィス街が厳しい喫茶も79%です。売り上げが低迷する居酒屋チェーンでは、閉店や業態転換が相次いでいます。
時間帯別でも、ランチは83%、ディナーは76%に戻っていますが、午後9時~11時台のレイトディナーは63%に過ぎません。外で夕食をとっても2軒目、3軒目までは行かなくなっています。
利用人数別では多人数での来店が低調です。直近では、7~8人は前年同期の52%、11人以上は20%です。一方で、1~2人は前年同期を上回っています。多人数の会食を控え、少人数の利用に移っています。

(2020年11月29日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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