骨粗鬆症

骨粗鬆症は骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨の強度が低下する要因としては女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏、加齢、運動不足などが考えられています。閉経後の女性に多く発症し、特に60歳以上の有病率は高くなっています。若い女性の無理なダイエットや偏食により、栄養バランスが偏ると、Caやタンパク質、ビタミンD、ビタミンKなどが不足し、骨量が減少しやすくなります。骨粗鬆症を予防するためには、思春期からのバランスの取れた食生活や月経のコントロールが大切となります。



近年、男性の骨粗鬆症も注目されるようになってきています。特定の病気や薬の影響によって起こる二次的なものです。特に男性が発症した場合、生活習慣病が原因となっていることが多く、症状が重篤になりやすくなるため注意が必要です。

(日医ニュース №503)
(吉村 やすのり)

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