高額療養制度とは

高額療養制度とは、患者の年齢や収入に応じて自己負担額に限度額を設け、それを超えた分は医療保険から出してくれるものです。病気や怪我の治療でかかった医療費には、通常保険が利きます。病院や薬局で支払うのは全体の1~3割で済みます。しかし、手術など高額な医療を受ければ、それでもかなりの負担になります。そんな時に助けになるのが高額療養費制度です。
69歳以下と70歳以上で制度は2つに分かれます。69歳以下は年収に応じて限度額が5段階になっており、年収が高いほど高くなります。70歳以上の限度額はこれまで低く抑えられていましたが、高齢化や高価な新薬の登場などで総支給額が増え、財政を圧迫するようになったため、現役世代並みに収入がある人には負担を重くすることになりました。昨年8月と今年8月の2段階で限度額を引き上げます。

 

(2018年6月21日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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