高齢者の薬服用

 厚生労働省の調査によれば、2つ以上の慢性疾患を抱える高齢者は、平均で約6種類の飲み薬が処方されています。多くの薬を服用する患者は、複数の医療機関を受診している傾向があります。6種類以上の薬を使っていると、薬剤関連の有害事象の頻度が高くなります。
 厚生労働省の有識者会議は、医療現場向けに薬のやめどきなどを示す適正使用ガイドラインを作成するほか、患者の服薬情報を医療機関が共有する必要があることを指摘しています。薬の併用による副作用の懸念が強い高脂血症や認知症などの薬を重点的に調べることにしています。

(2017年7月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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