高齢者ドライバー

日本では交通事故による全体の死亡者数は減少しています。75歳以上のドライバーによる死亡事故の件数はあまり変化がありませんが、その割合は2007年の8.2%から2017年には12.9%に増加しています。今後は高齢化に伴い、75歳以上で運転免許を持つ人はどんどん増えてきます。
自動車メーカーはより安全な車つくりを始めていますし、改正後の道路交通法では、認知症の恐れのある人は医師の診断が義務付けられました。地方自治体は、高齢者ドライバーの免許の自主返納を推進しています。多くの方に免許を返納してもらうためには、運転を諦めた人のための自動車に代わる移動手段や日々の買い物のサポートなどを考えなければなりません。

(2018年2月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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