鳥取大学医学部学生講義

鳥取大学医学部学生に対し、「子どもをもつということー生殖医療の進歩の中でー」と題して特別講義をさせていただきました。毎年1月の初めに医学部3年の学生に生殖医療についての講義をしています。わが国の生殖医療のこれまでの歩みを紹介し、生殖医療のもつ社会的・倫理的・法的な問題点についてお話させていただきました。

 

生殖医療において忘れてはならないことは、子を希望するクライエント夫婦とは全く人格の異なる一人の人間の誕生があることです。たとえ自己決定権に基づく生殖医療であっても、生まれてくる子どもの同意を得ることはできないことを学生諸君に理解していただけたならば幸いです。

 

(吉村 やすのり)

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