世界大学ランキング

英国の教育専門誌であるタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の世界大学ランキングによれば、日本の69大学のうち、47大学が国公立でした。このランキングは教育環境、研究力、国際性などを総合的に評価し、世界的な信頼度を示す尺度になります。ランキングには地方の国公立大が多く入っています。その強みは、少人数での丁寧な指導に加え、地域の課題に合わせた研究ができることです。
ベネッセの2年前の調査によれば、高2の56%が国公立大学を第1志望と答えています。地方では70%超の県もあります。課題は国際化です。教育内容と研究力が高い一方、世界的な影響力が低く、論文が引用されていません。世界の論文数をみると、中国と韓国が増えているのに日本は横ばいです。教職員も含めた英語力の向上、外国人留学生の受け入れに向けた取り組みを進めるべきだと思います。

 

(2017年7月12日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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