2019年G20岡山保健大臣宣言

G20各国の保健大臣は、国際保健の主要課題に対処し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で構想された包括的かつ持続可能な世界の実現に向けて道を拓くために、2019年10月19日~20日に日本の岡山で会合を開催しました。その2019年G20岡山保健大臣宣言の中で、



『我々は、予防接種が、女性及び少女、最も手を差し伸べることが困難で、脆弱で疎外された人々を含む、社会の全ての人々が利用できる戦略が実証済みであり、最も費用対効果の高い健康への投資の1つであることを認識している。我々はWHOの2019年の国際保健の10 の危機に記載されているワクチンに対する躊躇に関して懸念を表明する。我々は、持続可能なワクチン接種のために、保健システムと安全、効果的、高品質かつ安価なワクチンへのアクセスを強化し、ワクチン接種の拡大を達成し、ワクチンへの信頼を回復する。我々は、来年イギリスで行われるGavi第3次増資の成功に期待している。』と述べています。
この項目は、正しくHPVワクチンについて言及しています。わが国においても他国と同様、一日も早くHPVワクチンの積極的勧奨がなされることが期待されます。

(2019年G20岡山保健大臣宣言)
(吉村 やすのり)

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