40歳で母になる

少子化が進む中、40歳以上の出産は増え続けています。人口動態調査によれば、2017年に国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は94万6,060人で、2年連続で100万人を割り込んでいます。しかし、母親が40歳以上の出生数は2015年が5万3,866人で、10年前の2.6倍、20年前の4倍以上に増えています。父親の年齢が50歳以上の出生数も2015年は8,236人以上で、20年間で2.4倍を超えています。



AERAでは、アエラネット会員などに呼びかけ35歳以上で出産した女性、45歳以上で子どもが生まれた男性を対象にインターネットアンケートを実施しています。アラフォーで母、アラフィフで父になった理由を挙げてもらうと、晩婚が47%、仕事が33%、不妊が18%でした。アラフォー母、アラフィフ父になって良かったと思うカップルは、半数以上を占めています。高齢妊娠、分娩、さらに子育ては大変ですが、生涯におけるかけがえのない経験になります。産婦人科医は注意深く経過を診てくれますので、安心してのぞむようにしてください。

(AERA 6月25日号)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。