7月の異常気象

気象庁の発表によれば、7月の全国の天候まとめの発表によれば、強い高気圧の影響で、東日本の月平均気温が平年より2.8度高く、7月としては1946年の統計開始以降で最も暑かったとしています。降水量も豪雨に見舞われた西日本で多く、太平洋側で平年の2倍となるなど記録的な1カ月となりました。暑さの原因は、日本付近に張り出したチベット高気圧と勢力の強い太平洋高気圧の二重構造によるものです。フィリピン付近で積乱雲が多く発生し、上昇した空気が日本付近で下降したことも気温を高めています。
月間日照時間は、東日本の日本海側で平年より79%多く、7月としては過去最多でした。東日本の太平洋側は平年比50%増、西日本海側も同47%増でした。西日本豪雨や下旬に日本列島を東から西に横断した台風12号の影響で降水量は西日本を中心に多くなりました。沖縄・奄美が平年比約3倍、北日本が28%増、西日本の日本海側が20%増でした。東日本は平年を6%下回っています。今年は異常気象でしたが、地球温暖化の影響で今後も起こりうるとしています。わが国は、完全に温帯ではなく亜熱帯になってしまいました。

(2018年8月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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