CKDとは

国内に推計患者が1,330万人とされるCKD(Chronic Kidney Disease)とは、腎臓の働きが徐々に悪くなる病気の総称で、進行度は1~5まであります。原因は糖尿病や高血圧、腎炎などです。進行して末期の腎不全になれば、人工透析や移植が必要になります。生活習慣を見直して悪化を防ぎ、適切な治療を受けることが大切です。日本腎臓学会は、進行度に合わせた食事や生活の指導が重要であることから、看護師や栄養士、薬剤師ら向けのマニュアルを作成しています。かかりつけ医と連携して、患者への指導に取り組んでいます。
食事の注意点は、塩分やたんぱく質を取り過ぎないことです。塩分は1日に6 g未満が目安です。たんぱく質の1日の目安は、ステージ4、5の患者では体重1㎏あたり0.6~0.8gです。食事量を大幅に制限するとカロリー不足になりがちなので、標準体重を目指すことが大切です。日常生活では禁煙をし、過労や過度の飲酒を避けることも重要です。

(2018年4月18日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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