CT検査の診療報酬

CT検査の診療報酬は、撮影料、診断料、画像診断管理加算のほか、様々な加算があります。撮影料は機器の性能などで5,600円から10,200円まで幅があります。診断料は月1回4,500円です。画像診断を専門に行う放射線科の医師が診断を行った場合にかかるのが画像診断管理加算です。診断結果を文書にまとめて主治医に報告すると加算されます。常勤医がいることなどのほか、検査の8割以上が撮影の翌診療日までに報告されているか、特定機能病院で夜間や休日の診断体制が整備されているかなどで、月1回700円、1,800円、3,000円の3段階で評価されます。
画像診断の専門医がみることで、①主治医と異なる視点からの情報を提供し、診断の精度が高まる②主治医の専門外の部位の異常にも目を配ることができるなどの利点があります。日本は先進国の中で人口当たりのCTの数がずば抜けて多い一方、放射線科医の数は少なく、診断する医師の負担が大きいと言われています。

(2018年9月27日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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