HPVワクチンで防ぐ子宮頸がん―Ⅰ

子宮頸がんとは

(厚生労働 2023年5月号)

子宮頸がんの原因がHPV感染であることを発見し、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したHarald zur Hausen博士が、5月28日に御逝去されました。博士の功績により、HPVワクチンが開発され、ワクチン接種により、世界において子宮頸がんが排除されることが期待されています。わが国においても、去年4月にHPVワクチンの積極的勧奨が再開されましたが、定期接種率、キャッチアップ世代の接種は未だ1割以下と低迷しています。
Hausen博士の訃報を受け、改めてHPV感染による様々ながんを予防するためにも、是非ともセクシャルデビュー前の若い世代の人々に、HPVワクチン接種をお願いする次第です。

(吉村 やすのり)

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