iPS細胞による脊髄損傷治療

慶應義塾大学の岡野栄之教授と中村雅也教授は、iPS細胞を使った脊髄損傷の治療を目指す臨床研究計画を開始します。iPS細胞から作った神経細胞のもとになる細胞を脊髄損傷患者に移植し、機能改善につなげる世界初の臨床研究を2019年夏に始めます。

京都大学iPS細胞研究所が備蓄する他人のiPS細胞から神経のもとになる細胞に育てます。患者1人あたり、損傷部位に200万個ほどの細胞を移植します。他人の細胞を使うことによる拒絶反応を抑えるため免疫抑制剤を使うほか、リハビリもして、手足などの機能の改善を目指します。

(2018年11月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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