出生低位シナリオの現実化

 国立社会保障・人口問題研究所は、2023年4月公表の将来推計人口で、基本シナリオである出生中位・死亡中位のケースで、2024年の出生数はおよそ75万5,000人、出生率は1.27とし、いずれも前年から回復すると見込んでいました。2024年の実績は68万6,061人、1.15で、出生低位・死亡中位シナリオの水準に近くなっています。

続きを読む
カテゴリー: what's new | コメントをどうぞ

慶應義塾大学医学部学生講義

 慶應義塾大学医学部2年生の生理学講義で、「内分泌 ― 女性および男性の生殖生理 ― 」を担当させていただきました。医学部での講義は、岡野教授からの御依頼に始まり今年で15年目になります。

続きを読む
カテゴリー: what's new | コメントをどうぞ

バイスタンダーとストレス反応

 バイスタンダーとは、一般的に傍観者とか居合わせた人を指します。救急救命の場合、急病人や怪我人などが発生した場合の救命現場に居合わせた人を言います。このバイスタンダーである市民が、精神的な不調を訴える例が少なくありません。応急措置などを担い、救命率の向上に貢献する一方、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされることもあります。

続きを読む
カテゴリー: what's new | コメントをどうぞ

歯止めが効かない少子化

 2024年の人口動態統計で、出生数が初めて70万人を割り込み、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率も過去最低の1.15となりました。出生数は2年前に80万人を下回ったばかりです。福井県を除く全ての都道府県で減少しています。東京都では、2023年に合計特殊出生率が初めて1を割り、0.99ショックと呼ばれましたが、さらに減少し0.96まで低下しています。

続きを読む
カテゴリー: what's new | コメントをどうぞ

大学授業料の値上げ

 私立大学は年間で約96万円かかります。国立大学は文部科学省の省令で、標準額が53万円5,800円と定められており、この20年ほど変わっていませんでした。東京大学では2025年度入学者から、学部生を対象に、上限の64万2,960円まで引き上げました。修士課程についても4年後に引き上げる予定です。一橋大学や千葉大学など、7つの大学が標準額を上回る授業料を設定しています。

続きを読む
カテゴリー: what's new | コメントをどうぞ