ベネッセ教育総合研究所の調査によれば、いい大学を卒業すると幸せになれると答える小学生が、9年前より17ポイント増え、78%に達したことが明らかにされています。中学生では16%増の61%、高校生では13%増の51%でした。
文部科学省がゆとり教育から確かな学力路線へと舵を切ったことにより、学校や保護者を通じて子どもが、勉強や学歴の価値を重んじるようになったと思えます。社会の学力重視の流れを子どもは敏感に受け止めています。いい大学に入ることが、子どもの勉強の目的にならないことを願っています。
(2016年1月29日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)
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