がん患者の10年生存率

国立がん研究センターの発表によれば、2009年にがんと診断された患者約29万人の10年生存率が、60.2%でした。2008年の前回調査より0.8ポイント上昇しています。また、2013~2014年に診断された人の5年生存率は、全体では67.5%でした。
10年生存率は、部位別で前立腺100%、乳房87.8%、大腸67.5%、胃66.8%です。また診断から一定期間が経過した人のサバイバー生存率も初公表しています。非小細胞肺がんの場合、診断から1年後の生存率が73.7%だったのに対し、診断から4年後に生存しているサバイバーが、さらに1年生きる割合は94.1%となるなど、年数の経過とともに高くなる傾向がみられました。

(2021年12月24日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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