国立がんセンターのがん情報サービスによれば、2016年に見込まれるがん罹患者数は、2015年より約2万8,000人多い101万200人とされています。100万人を突破することは初めてです。2016年予測によると、男性の罹患者は57万6,100人、女性は43万4,100人です。がんの部位別にみると、大腸がんが約15万人で最も多く、胃がんと肺がんが約13万人、前立腺がんと乳がんが約9万人で続いています。一方、2016年にがんで亡くなる人は37万4,000人と予測されています。最多は肺がんの約8万で、大腸がんや胃がんが約5万人です。
がんは、国民2人に1人がかかるとされています。インターネットなどには様々な情報があふれています。がんと診断されれば誰しも不安になります。その時に役立つと思われていますが、国立がん研究センターのサイト「がん情報サービス」です。患者必携には、心の持ち方や診療・治療、療養についての助言が記載されています。
（2016年10月27日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
