国立がん研究センターの発表によれば、2005~2008年にがんと診断された人の10年後の生存率は、様々な部位のがん全体で58.9%でした。前回集計の2004~2007年より0.6ポイント上昇しています。データを取り始めた1990年代末から伸び続けています。また2011~2013年に診断された人の5年後の生存率は、がん全体で68.9%でした。
部位別で生存率が高いのは前立腺がんの99.2%、乳がんの87.5%、甲状腺がんの86.8%などです。反対に低いのは膵臓がんの6.6%、肝がんの17.6%、胆のう・胆管がんの19.8%でした。
(2021年11月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)