少子化社会対策大綱(2015年3月20日閣議決定)では、男性の配偶者の出産後2か月以内における休暇の取得率を2020年に80%にすることを目標の一つとしました。これを受け、配偶者の出産直後の男性の休暇取得を促進し、男性の家事・育児への参画を促す取組として、2015年からさんきゅうパパプロジェクトがスタートしました。
さんきゅうにはパパが産休を取ることで、妻や我が子に、ありがとうを言おう、という意味が込められています。家族が1人増える、父親になる、という人生の中でも大切な時間、そして育児の最初のタイミングに家族との時間を過ごすことで、家族の結びつきを深め、家事・育児のきっかけとし、これまでの働き方や生活を見直す機会として休暇取得を呼びかけています。
男性がこのタイミングで休むことの大切さや、何をすれば良いかのポイント、実際に休んだ方の体験談などをわかりやすくまとめたさんきゅうパパ準備BOOKが出版されています。さんきゅうパパプロジェクトのロゴマークの活用を通じ、出産日、退院日、出生届け提出日、健診日などを例として休暇取得を呼びかけ、パパ・ママになる方や子育て世代、企業・団体の担当者に向けて、啓発活動を展開しています。
(平成27年度少子化社会対策白書)
(吉村 やすのり)