日本の禁煙率
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、2013年の喫煙率は19.3%です。10年前に比べると、8.4ポイント減少しました。性別でみると男性が32.2%で、女性は8.2%です。日本の喫煙率は低下傾向にありますが。海外と比べると高率を示しています。経済協力開発機構によると、2012年のデ-タで日本の20.7%に対し、英国は20%、カナダは16.1%、米国は14.2%です。特に日本の男性の喫煙率が高く、日本の34.1%に対し、英国は22%、カナダは18.7%、米国は15.9%と開きがあります。
喫煙は早ければ早いほど効果は出ます。英国の研究では、24~34歳で禁煙すると、禁煙により失う寿命10年分を取り戻せる可能性があるとしています。これが、35~44歳の禁煙だと9年、45~54歳だと6年、55~64歳だと3年取り戻せる寿命は短くなります。国内でも35歳までの禁煙が望ましいとの報告がなされています。
(2015年8月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)