のどに老化がおこると、食事中にむせたり、大きな錠剤を服用しにくくなったり、のみ込む力が弱くなります。食べ物が食道ではなく気管や肺に入る誤嚥性肺炎や窒息が起こったりします。窒息を防ぐためにも、のみ込む力を衰えさせないよう日頃から気を付けることが大切です。
のど(喉頭)は、喉頭蓋というのどの蓋によって、空気が通る気管に食べ物が入るのを防いでいます。のどの動きを意識してのみ込んだり、カラオケで歌ったりするのも、のどの老化防止につながります。男性は会社を辞めると途端に会話が減る人が多いので、普段からおしゃべりを楽しむことも大切です。
(2017年12月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)