2021年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象にマイナビが今年2月に実施したアンケート調査によれば、インターンシップに参加した学生の割合は、85.3%と過去最高となっています。2020年卒の学生では、平均応募社数が6.5社、参加社数が3.6社でしたが、2021年卒では応募社数が7.7社、参加社数が4.9社と増加し、いずれも過去最高となっています。就職活動を控える学生にとって複数社のインターンシップへの応募・参加が一般的になっています。
インターンシップの参加目的を聞いたところ、特定の企業のことをよく知るためが58.4%、特定の企業が自分に合うかを確かめるためが46.1%です。今後は従来の新卒一括採用に加え、職務別、ジョブ型の採用も広がり多様化が進むと考えられます。学生にとって様々な選択肢が生まれて、インターンシップなどを通じ、低学年のうちから自身のキャリアについてよく考えることが一段と重要になってきます。
(2020年4月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)