インフルエンザの流行

 インフルエンザの流行が拡大しています。国立感染症研究所の集計によれば、全国約5千の定点医療機関から報告された患者数を基に推計した17日の1週間の患者数は約124万人に達しています。前の週の約101万人に比べて20万人余り増えています。特に西日本で多くなっています。厚生労働省は、今月下旬から2月にかけてピークを迎えるとみています。インフルエンザは主に、咳やくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込んで起こります。高齢者は重症化しやすく、子どもではまれに急性脳症を起こすこともあります。
 予防には手洗いやアルコール消毒が有効です。室内の湿度を保ち、栄養や休息を取ることも大切です。ワクチンの接種も予防に役立ちます。人混みへの外出を避けることが望ましいのですが、マスクの着用でウイルスを吸い込む可能性を低くできます。咳が出る時は、マスクやハンカチで口を押えるせきエチケットが必要です。

(2018年1月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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