インフルエンザウイルスの増殖

　東京大のチ－ムはインフルエンザウイルスの増殖の方法を見つけ出しました。遺伝子からウイルスを合成する手法を用い、培養細胞のもとでウイルスの増殖を可能にしています。ウイルスの増殖性を高める遺伝子変異を発見し、鳥インフルエンザ（H5N1型）ウイルスなどを作製しています。
　作製されたウイルスを動物の細胞に感染させ、増殖することも確認されています。この技術が安定すれば、新型インフルエンザが突然流行しても素早くワクチンを作れるようになるような時代がくるかもしれません。

（吉村　やすのり）