コロナウイルスの第2波懸念

小池百合子東京都知事は、7月4日、都民に他県への移動の自粛を要請しました。コロナウイルスの感染第2波の懸念は、企業にとどまらず消費者心理にも影を落としています。ドコモ・インサイトマーケティングが提供する滞在人口の推計データによれば、4~5日の行楽地などの人出の伸びは、その前の週末と比べて頭打ち感が出ています。6月下旬から予約が増えていましたが、最近は一部でキャンセルも出始めています。
消費の足踏みは飲食にも及んでいます。飲食店の予約管理サービスを提供するテーブルチェックが首都圏を中心とした約4,500店の予約について調べたところ、5月上旬には40%を超えていた週末のキャンセル率は、6月末には平年並みの13%ほどに回復しましたが、7月4日は15.2%に再び悪化しています。

(2020年7月7日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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