Auじぶん銀行の調査によれば、働く女性の約7割が、新型コロナウイルス禍を経てお金への不安が高まったと感じています。お金への不安がとても高まったと答えた人が29.4%、まあ高まったが41.6%にのぼっています。理由としては、突然収入が減ってしまう怖さを知った、仕事がかなり減り生活ががらりと変わったといった声があります。
将来のお金に不安がある人に、その不安に対して今やっていることを聞くと、節約が69.8%で最も多く、2番目が貯蓄で63.2%です。すぐに始められる手近な方法で不安を解消する動きをとっています。一方で今後始めたいこととしては、投資が20.1%で最多でした。転職や副業などキャリアの見直しが15.7%、保険の加入や見直しが15.5%と続いています。長引くコロナ禍が将来の蓄えを意識する契機になっているようです。
(2022年1月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)