連合の調査によれば、パタニティ(父性)ハラスメント、いわゆるパタハラを経験する男性が増加しているとのことです。育児休業などを取得する男性が職場で嫌がらせなどを受けるパタニティハラスメントが、子育てをめぐる新たな問題になっています。政府は、4年後に男性の育休取得率を13%とする目標を掲げていますが、現状は2%にとどまっています。職場の意識改革に加え、長時間労働など働き方の変革が必要となります。
育休や、育児のために時短やフレックス制の勤務を職場に申請した40人のうち、23%が降格など不利益待遇を受け、45%が上司らから否定的な発言をされたとのパタハラ対策プロジェクトのデータもあります。男性が育児により積極的に関われるようになれば、女性の社会参加にもつながります。
(2016年1月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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