パートナーに対するDVの増加

警察が昨年1年間に把握した配偶者などパートナーに対する暴力(DV)の被害は、8万2,643件で前年比0.5%増でした。17年連続で最多を更新しています。
増加の背景について、DVへの社会的関心の高まりを受けた積極的な相談・通報によると思われます。月別に前年と比べたところ、コロナ禍との関係は明らかではありませんが、家庭内の暴力が潜在化している恐れがあります。DV被害者の76.4%は女性です。男性の被害も増加傾向で、5年間で2倍近くの1万9,478件に上っています。年代別では30代が最多で27%を占め、20代23.4%、40代22.9%と続いています。コロナ禍の外出自粛で、夫婦が接する時間が長くなり、暴力や暴言の頻度が高くなっていることが予想されます。

(2021年3月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。