ペイシェントハラスメントの実態

日本看護協会が2017年に実施したアンケート調査によれば、看護師ら約2,600人の31%が、患者からの迷惑行為を受けたと回答しています。内容別では、身体的な攻撃の経験が22%と最も多く、精神的な攻撃と意に反する性的な言動がいずれも13%で続いています。
厚生労働省は、患者から看護師らへの暴力、暴言などの迷惑行為への対応方法をまとめた医療機関向けの教材を作成します。管理職や看護師らが、eラーニング形式で学習できる教材とし、迷惑行為をする患者には複数の職員で対応することや相談窓口の設置などの対策を盛り込んでいます。

(2019年10月31日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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