マタニティ-マ-クは、自らが「妊娠中です」とまわりに示すものです。JR東日本をはじめ関東周辺の16の鉄道会社などは、2006年8月から主要駅などでマタニティ-マ-クの配布を始めました。JR東日本は、2011年1月から首都圏を走る通勤電車の優先席にマ-クを貼り出し始めました。一方、関西の25の鉄道会社などは、2013年3月からマークのポスタ-やスッテカ-を駅や車内に貼る取り組みを始めています。
このマタニティ-マ-クについては、さまざまな意見があります。不妊治療をして子どもが授かった女性、つらいのは妊婦だけではないという方もおられます。しかし、社会全体で妊婦をやさしくみる心や目だけは忘れたくないものです。
(2015年12月7日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)