35歳以上のミドル世代が貴重な働き手として注目を集め始めています。これまで、ミドルになると求人が減るという転職35歳の壁説がささやかれていました。しかし、ベンチャー企業を中心に採用意欲が高まり、もはや35歳の壁は崩れたともいわれています。年収は500万~1000万円台が多く、経営企画から事務管理、マーケティングまで多岐にわたります。最も採用意欲が旺盛なのは、従業員500人未満のベンチャー企業です。
総務省の労働力調査によると、20~34歳の労働力人口は、2005年の合計2029万人から、15年には1609万人まで縮小しています。今、優秀な若い人を採りたくてもなかなか採れないため、トップと現場をつなぎ、組織を動かす即戦力としてミドルへの期待は大きいものがあります。
(2016年2月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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