厚生労働省の専門部会は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を優先的に受けられる対象として、高齢者は65歳以上、持病は慢性の心臓病や腎臓病、体格指数(BMI)が30以上の肥満など14種類としています。医療従事者や65歳以上の高齢者に続き、持病のある人の接種は来年4月以降となる見通しです。
2021年度中に65歳以上となる高齢者は約3,600万人、持病のある人は約820万人と見積もられ、感染すると重症化のリスクが高いため、優先対象となっています。さらにワクチンの供給量に余裕が生じれば、60~64歳の人も持病がある人と同じ優先度に位置づけています。妊婦は、国内外の臨床試験で接種した後のデータが得られていないため優先対象から外れています。
(2020年12月26日 岐阜新聞)
(吉村 やすのり)