文部科学省によれば、2020年度に全国の小中学校で不登校だった児童生徒は19万6,127人です。前年度と比べ、1万4,855人(8.2%)増え、2012年度以降、8年連続で増加しています。全児童生徒に占める割合は2%に達し、中学校で初めて4%を超えています。
不登校の生徒・児童が増加している現状をふまえ、不登校の生徒が高校受験時に不利にならないよう調査書の記入欄などで配慮する動きが始まっています。かつては出欠状況で不利になるケースもありましたが、現在は多くの都道府県で調査書の出欠席日数の欄をなくすなどの対応が取られています
文部科学省は、2019年に児童生徒が登校を希望しなくても、フリースクールでの学習状況をもとに出席扱いを可能にするように、各教育委員会や私立学校に求めています。
(2022年3月15日 読売新聞)
(吉村 やすのり)