森記念財団都市戦略研究所がまとめた世界の都市総合力ランキング2019では、主要48都市を、経済、研究・開発、文化・交流など6分野で比較しています。日本は東京が3位、大阪が29位、福岡が42位にランクインしています。東京はほぼ全分野で、大阪、福岡は共に居住が高く評価されています。
世界各地で、次世代都市の開発が加速する中、米国では巨大IT企業が個人情報の扱いで不安を招いています。欧州は、国家主導で安心感はあるもののスピード感に欠けると指摘されます。2025年に開催される大阪・関西万博では、未来社会の実験都市をコンセプトに、経済発展と社会課題の解決を両立する人中心の社会であるソサエティー5.0の実現を目指しています。
(2020年10月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)