世界一の高齢人口

総務省は、65歳以上の高齢者の推計人口を発表しています。今年は団塊の世代(1947~49年生まれ)が70歳以上になる年に当たり、70歳以上の人口は2715万人で、前年比98万人増となりました。総人口に占める割合は21.5%に達しています。
総人口は1億2617万人で、このうち、65歳以上の人口は総人口の28.4%で3588万人(前年比32万人増)を占めています。総人口に占める65歳以上の人口の割合は、世界201の国・地域の中で最も高く、2位のイタリアは23.0%、3位のポルトガルは22.4%に5ポイント以上の差をつけています。
この割合は4.9%だった1950年以降、一貫して上昇しており、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2025年に30.0%に達します。さらに、第2次ベビーブーム世代(1971~74年生まれ)が65歳以上になる2040年には、35.3%になり、日本社会は3人に1人は65歳以上という時代に入ります。

 

(2019年9月16日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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