英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、今年の世界大学ランキングを発表しています。ランキングは93カ国・地域の1,500校を超える大学を対象に、教育体制の充実度や研究内容、国際化の度合いを総合的に評価しています。中国の清華大学(昨年23位)がアジア勢で最も高い20位を獲得するなど、中国勢が歴史的躍進を遂げています。上位200校に入った日本の大学は昨年同様、東京大学、京都大学の2校にとどまっています。
2011年以降、アジアの大学が上位20校入りするのは初めてです。上位100位に入った中国勢は、昨年の倍の6校となっています。全体の首位は英国のオックスフォード大学で、上位13校を英米で独占しています。日本は、昨年と同じ36位を維持した東京大学が最も高く、京都大学は昨年の65位から順位を上げ54位です。上位300位以内に東北大学、400位以内に東京工業大学と名古屋大学、産業医科大学、大阪大学、500位以内に九州大学などが入っています。
(2020年9月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)