英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、今年の世界大学ランキングを発表しています。日本勢で最高順位となった東京大学は前年の35位から39位に、2番手の京都大学も61位から68位に順位を下げています。英オックスフォード大学が7年連続でトップの座を保持しています。
THEは、104の国・地域の1,799大学を対象に、研究内容や国際性などの5分野を総合的に評価しています。東京大学、京都大学の順位下落については、いずれも学習環境の評判や大学出版物の学者による引用回数などの分野で、評価を落としたのが原因だと説明しています。
日本勢で、具体的な順位が公表される200位以内に入ったのは、東京大学と京都大学のみです。500位以内だったのはほかに、東北大学が250位以内、大阪大学が300位以内、名古屋大学と東京工業大学が350位以内に入っています。アジアでは、中国本土の7校が最も多く、香港が5、韓国が3、日本とシンガポールがそれぞれ2校でした。
(2022年10月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)