中学生の英語力

文部科学省が実施した学力テストによれば、中学3年が対象の英語では、話す技能の平均正答率が12.4%にとどまっていました。英語を使ったコミュニケーションを重視する中学校の学習指導要領が、2021年度に実施されてから初めてのテストでしたが、英語で表現する力が十分に身に付いていない実態が明らかになりました。全国学力テストは、毎年小学6年と中学3年を対象に行われています。今回は国公私立校の約190万人が受けています。国語と算数・数学に加え、4年ぶりに中3で英語のテストも実施されました。

英語の平均正答率を技能別でみると、聞くが58.9%、読むは51.7%で5割を超えています。書くは24.1%にとどまっています。話すでは、1問も解けない生徒が6割を超えていました。
都道府県別の成績は、国語と算数・数学で秋田や石川、福井が上位となるなど例年と同じ傾向でした。英語は1位が東京、2位は神奈川と愛知で、いずれも都市部でした。

(2023年8月1日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。