こども家庭庁は、保育所や幼稚園など向けに、乳幼児の食べ物の誤嚥を防ぐためイラスト付きの手引をまとめています。入園や職員の入れ替わりの時期は、飲み込む力や食事の際の癖など子どもの特性を保育士らが十分把握できていない可能性があり、重大事故の発生が特に懸念されるとして注意を呼びかけています。
子どもを預かる施設によっては、給食やおやつが提供されます。手引きは、使用を避ける食材を3つに分類しています。餅や白玉団子は、粘着性が高く飲み込みにくい、ミニトマトや乾いたナッツ・豆類は、球形や大きさから気道に入りやすく詰まりやすい、イカとこんにゃくは、弾力があり噛み切りにくいとして注意を促しています。
食事の際は、水分で喉を潤す必要性のほか、食べ物が口に残った状態で喋ったり遊んだりすると事故につながる恐れがあると指摘しています。保育施設などでの死亡や意識不明の重大事故は、2018年10月以降全国で少なくとも11件は起きています。

(2025年3月31日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)